今日は人生最良の日の５本指に入るかも、しれない。
母が倒れた後はじめて、父と母が再会できた。
あ、術後一度、入院中の母のところに父を連れていったのだけれど。
そのときは、顔面が腫れあがり、包帯ぐるぐる巻きで、母だと認識できなかった。
母も意識不明だった。
でも。急性病院からリハビリテーション病院に転院して半年リハビリをがんばり。
最初３か月だけ、ちょっと遠方のホームに入居し。
ついに先月、父の家から車で１０分のホームに転居できた。
いまだ、いまなら、会える。父や母はいつ体調が崩れるかわからない。
けど、今日という日は、最高のお天気で、わたしたち家族の再会をそっと応援してくれてたのかな。
母の車いすを押して父が待つロビーに向かう、その途中で私は涙が止まらなくなった。
母は、すぐ、父のことに気付いて、一生懸命に手を振った。父も、じっと、母を見ていた。
言葉が出ない。でも、お互い、本当に会えてよかった、という気持ちが、伝わってくる。
ああ、よかった。人生は美しい。
もし普通に生活していたら、ただ、公園で１５分一緒にいることが、これだけの感動を与えてくれはしない。
日々の生活にいちいちこんなに感動していたら疲れちゃうけどｗ
とにかく、私は、最高にうれしかった。
夫と孫２人は、ちょっと離れたところで、めちゃくちゃ楽しそうになんか話してるなーと思ったら。
「ねー、あの感動の場所に、だれかじゃんけんで負けた人がいって、お尻ダンス披露しようよ～」
と話して、夫がじゃんけんで負けてたらしい。
で。やっぱ、それはやめておいてあげよう、と、夫は九死に一生を得ていたらしい。
いやいや、お尻ダンスしてくれてたら、それはそれで一生の思い出になったのかもしれないよ！
あと何回、みんなで会いに行けるんだろう。
父、リハビリをがんばって、普通の車でここまで来れる体力を、がんばってキープしてね。
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