年始にToastmastersで英語スピーチが控えておりまして、下書きを日本語でしたためようとしています。
お題が、「メンティーの経験の話」、なので、私がToastmastersにドはまりするきっかけになった
メンターのことを話そうと思います。
そもそもメンター/メンティーって何?という話ですね。
今回改めてToastmastersのテキストも読んでみたところ、コーチとの差が書かれていました。
コーチは、何か伸ばしたいことが決まっていて、短期間でゴールを達成できるようにアドバイスをくれる。
メンターは、今自分で気づいていないことに関しても、対話を通じて、モチベーションも惹きだしてくれる。
ちょっと背中を押してくれることで、自分では目指せなかったところを一緒に伴走してくれる、
そんなイメージです。
私がToastmastersにはいったのは、遥か昔2006年に夫と渡米してたときです。
当時、全然英語が話せなくて、話せるようになりたい一心で、クラブに入りました。
それが、2年弱でコンテストで優勝したり、クラブの役員を担ったりしました。
そんな奇跡を起こしたのは、メンターがいたから。
私のメンターになってくれたのは、親子ほどの歳の差がある女性でした。
教職を定年退職されたばかり。おしゃれで元気で、いつも励ましてくれる、チャーミングな人でした。
誰よりも、背中を押すのが上手な人でした。
背中を押す。これが最重要な気がします。
私にとっては、クラブコンテストに出るとか、役員をやるとか、は、自分からは考えるはずもないこと、だったんです。だって、ネイティブのみんなが話してることの半分もちゃんと理解してませんでしたから。
英語を伸ばしたい、というだけだったら、スピーチを何回か普通にやる、ということでも達成できたのかもしれません。
メンターの女性は、私と根気よく話してくれました。
英語は、何をやっても伸びる。だから、何かをやってみるんだ。
そして、You can do it!
といって、背中を押すだけではなく、超絶サポートいただけたんです。
スピーチコンテストに出場ですって?私が?と白目むいてたら、そう、できる。だってサポートするから、と。
そして原稿チェックから、実際にどう話すか、ジェスチャーはどうするか、というところまで、細かく、丁寧にフィードバックをいただきました。
こんなに応援してくれたら、がんばるしかない!と思えました。
クラブ役員については、私に求める明確な役割を示してくださいました。
なぜ私が役員ができると思っているか、何を期待してるか、ということ。
・できるだけ休まず参加して、いつも笑顔でいることがクラブの雰囲気作りに貢献
・例会のアジェンダを作ってほしい(はい、パソコン作業得意です)
・毎回来るゲストをWelcomeして欲しい(はい、ある程度決まったトピックなら話せるようになってました)
ああ、そうか。ネイティブのように話せないとしても。
クラブに対する愛があるし、できることを探してやればいいのか。
メンターは、英語ではない私の得意なところ、に気づいて、そこを中心に伸ばしてくれたようです。
Toastmastersで得たものは、英語力というよりは、自信です。
別に私の英語が下手なことは、誰も気にしてはおらず。
下手でも工夫したりがんばれば伝わるんだ、という経験ができました。
こんな素敵なメンターに出会えて、本当にラッキーでした。
出会ってなかったら、最初の数回で心がくじけて続けていなかったかも、しれない。
出会うべきタイミングで、出会うべき人に、会えてるのかも、しれないな~
頼られて嫌な思いをする人って、あまりいない気がします。(少なくとも、私は頼られたらめちゃ嬉しい)
だから、身の回りで、メンターになって欲しいな、という人がいたら、
積極的に声をかけてみるのはいかがでしょうか。
そして、やや年長者の枠に入ってくることが多くなった私は。
余計なお世話、とならないように気を付けなければなりませんが、
これは頑張れば届くんじゃない?ということは、積極的に背中を押す人でありたいです。
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